家庭用ゲーム機でネットゲームは広がらない。

家庭用ゲーム機は、もうすぐ次の世代に移ろうとしています。もはや第何世代だか忘れましたが、SG1000の頃から家庭用ゲーム機に触ってきた人間として、次世代機に自分でも驚くほど関心をもてません。単純にセガハードが無いと言うのもあるかもしれませんが…。


携帯ゲーム機戦争は、任天堂DS、ソニーPSPでは国内では既に決着が付いたような雰囲気が漂っています。ここまで早期の決着になるとは思いませんでしたが、家庭用既存ゲームの縮小版しか出てこないPSPより、オリジナルのゲームがほとんどのDSの方が、単純にゲーム機としては惹かれるわけで(私は両方持っていませんが)。PS2のゲーム(縮小版)をどこでも出来ると言うことに魅力は薄い。PSPは素直にハードだけでも利益が出る値段設定にしておくべきでした。


さて、ネットゲームが次世代機の鍵になるとか言われていますが、はっきり言ってそれは無いと考えます。いや、普通にパソコンでやるでしょ?。もともとネットにつながっているし、クライアントソフトは無料で手に入る場合がほとんどですし。


始めから既に大多数の家でネットにつながっているパソコンに加え、何だかんだで面倒なもう1ラインの設備は、普通の人はなかなか敷居が高いことだと思います。我家は今、プロバイダー1契約で有線1台と無線LAN2台のパソコンつなげていますが、普通の家庭ではこれくらいでもあまりやらないのでは。ネットゲームがメインに来る時代ならば、きっと勝者はパソコンであり家庭用ゲーム機には絶対にならないと考えられます。据え置き機としてなら生き残る要素はあるでしょうが、ただのゲーム機に払える金額というのは、今の時代そんなに大きな金額にはならないと思います。PS2は+DVD再生機(当時4万円以上がメイン)として割安感がプラスされていましたが、今回はそれも無い。実はPSXみたいにHDレコーダーとして使えることを期待していたのですが、そういうものでもなさそうですし。


ここでネット戦略としては、いろんなところにスポットを作って無線で簡単につなげられるよう頑張っている任天堂DSが、大きなポジションを得てくると思うのですが。DS用に投資しておけば、それは後で次世代機レボリューションのネット戦略にも活きて来ると思うのですがどうでしょうか。任天堂のネット戦略が、自分の家にネット環境があるに越したことは無いが、それが無くてもまたはあってもまったく別の回線という形で、簡単につなげられるように努力しているように思うのです。それはレボリューションにも引き継がれたりしそう。



まあ、個人的にはセガのハードを期待してしまうのですが。今更それは無いか。セガのアーケード用次世代ハードが思いっきりパソコン構成であることが、全てを暗示していると思います。