魔法先生ネギま!11巻

ネギま!11巻の発売!その感想を書いていきたいと思います。初版に誤植が多いのは相変わらず。そういいながら自分の文章にも誤字脱字が多いよ…。


・表紙
メインがキツネギと千雨(ちう)。注目は、本編ではなかったはずの吸血鬼コスプレ似合いすぎなタカミチと、小さいながら素晴らしい格好のネコミミ亜子、アキラ。こんなオバケ屋敷なら大人気間違いなし。背景が図書館島内部なのに意味はあるのでしょうか。コスプレコンテスト会場にしては深そうだし、やはりクウネル・サンダース関係で進展が?


・背表紙
千雨(ちう)。


・裏表紙
古菲龍宮真名戦で人気出たようで、よかったです。カバーを外したところのコメントの「意外なアノ人」とはやはり美空?


・オマケページ
タイムスケジュールは、見てる側も混乱しがちな最近の設定なので、わかりやすくて良いです。明日菜悶死って…。3D背景良く出来ていますがポリゴン数多いですね。ゲームには絶対に使えん。

分身や縮地はテニスでも使われていると言うのが何のことかは言わずもがな。ネギがタカミチに放ったディレイ・スペルの説明にちゃんと唱えたのではなく念じたとの説明あり。「風精の主」が呪文に当たるのなら、呪文禁止の大会ルール違反です。


・内容:毎回の細かいとこは依然書いてるのでほっときます。
キャラ編としては雪広あやか長谷川千雨いいんちょのガッツポーズと千雨のさすが私だながイカス。いいんちょの鼻血シーンは、ハーメルンのバイオリン弾きを思い出す豪快さ。鼻血で池が出来る。千雨は、作りかけの衣装だからって糸一本で衣装バラバラって機能は、狙って入れてたとしか思えない。肝心の新体操は結局2コマの元ネギプリ二連覇のまき絵の凋落具合が泣かせます。一応エヴァに操られていたときの記憶を残しているような伏線もあったが?

後は概ねバトル編。唐突なビーチバレーはアニメへの…?注目は「人生はいつも準備不足の連続だ」「あらゆる局面において重要となるのは…」と、実年齢の貫禄を見せる良い言葉連発のエヴァ。あとはやはり背中から回した片手のあの体制の500円で、古をあそこまで打ち上げられる"それなり"に本気の龍宮真名の凄さ。ネギVSタカミチは、バトルマンガとしてのネギま!の象徴です。誤植以外で、連載時に気になっていた部分、愛衣の小太郎戦時でのネクタイとリボンの入れ替わりはそのままでした。


・全体として
マガジン連載がマガジンデフォルト1ページ減ったことで、話と話の切れ目が分かりづらくなりました。コミックスにまとめた時に話の流れがスムーズになって良い部分もありますが、扉ページが明らかに減っているのは残念で、今回はネギと古の修行シーンのみ。



毎回思うことですが、これだけの情報量と要素を持ったマンガを週刊誌で見ることが出来るのは素晴らしい。表紙折り返しの作者コメントに「長いネギまのストーリーから見ると」という発言があります。実際6巻まで行って初めてネギまの目指す全ての要素が出てきた感じでしたし、かなり長いスパンで考えられている話ではあったのでしょうが、最近のアンケート結果から見てもようやく人気が安定した軌道に乗り、自分の構想どおり書ききることが出来るメドが立ったということではないでしょうか。最近の面白さを見てから始めから読んで見たいと思われた方は、自分には合わないと思っても6巻までは読んでみることをお勧めします。


魔法先生ネギま!(11) (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(11) (講談社コミックス)