今更ながら去年見た映画

去年は4本の映画を見に行きました。そのうち三本がアニメという…。その感想を、以前のYahoo!ブログから引っ張り出してきました。少しだけ加筆。


ロードオブザリング 王の帰還
私は本の邦題「指輪物語」のほうがしっくり来ると思うのですが、それはともかくとても面白かった。映画は1をテレビで、2は未見で見に行ったのですが、問題無く楽しめました。大軍団同士のCGによる激突シーンは圧巻。また、クライマックスのサムが素晴らしく、少し涙が出ました。あんなどうでもいい理由で付いていかされたのに。
原作は現在の中世風ファンタジーの出発点と言われており、指輪物語の世界観の影響は同系であってもなくても、多くのファンタジー作品(SF含む)で見られます。しかし指輪物語にしても、各地の民話や神話等を参考にして作られています。よくいろんな作品に対してすぐパクリだとか口に出す人がいますが、そういう言葉を使うときは自分がパクリ元だと思っているものが何を参考にしているかも調べてみましょう。ただ単に参考とした作品が同じだけだったと言う場合も多いです。


イノセンス
つまらなかったという感想しかありません。絵が綺麗でも、内容は実に眠たくなるような内容、というか途中で一度寝ましたし、既に殆ど話は覚えていない。同じようなシーンが繰り返される部分が、こちらが眠いだけに本当にデジャブーのようでした。CGは綺麗でしたが、一枚絵のような使いかしないシーンならば、綺麗に手書きした背景の方がいいと思います。印象に残ったのは音楽だけでした。


アップルシード
面白かった。DVDも買ってしまいました。キャラクターも含めた完全3D作品で、一部CGの質が微妙と感じた部分もありますが、戦闘シーンを中心に実によく動き、かっこよかった。話自体も好みだったのですが、私は「3DCGは動くことに意義がある」と思っているので、「イノセンス」と「アップルシード」の評価の差はそこがかなり大きいです。


ハウルの動く城
面白くも無いしつまらなくも無い、普通の作品だと感じましたし、特に見るべきところも無かったと思います。キムタクの声が予想より合っていたものの、予想よりいいと言うだけ。ヒロインは若いときもおばさん声。話題性以外にプロの声優を使わない理由を感じません。それでも話題性の方を取ったジブリにがっかり。絵も綺麗ですが、色使いが一部ジブリと思えないケバさがあり、そこにもがっかり。話も世界観も消化不良を感じました。CGと手書き感の見分けの付かなさはすばらしいです。



去年見た映画の個人的感想の再録です。今年は何も見に行っていません。どうせ半年後にDVDがとか思ってしまう。ハウルの動く城は最近アメリカで公開され、評判が芳しくないようですが、アルマゲドンがつまらなすぎる映画の一つだと思っている辺りとか含め、私はどうもアメリカ人と見方が似ているのかも。映画の2時間程度という公開時間を考えると、ハウルよりもファインディングニモとかの方が遥かに秀逸なストーリー展開だと思っています。これは短編だからで、長編シリーズだと見方はずいぶん変わってくると思います。

アニメや外国映画吹き替えの声優と俳優についてですが、やはり話題面が大きいのでしょうね。それだけでプロモーション効果がある。特にゲームでは、鬼武者辺りがワイドショーでも大きな話題となって好成績を収めた辺りから、プロモーションの手段として目立ち始めたと思います。たまにファインディングニモのドリーの室井滋さん(見たのが最近なので印象が非常に大きい)やアラジンの羽賀研二さんのように、素晴らしすぎる場合もありますが…。最近の芸もなく面白くもなんとも無い若手お笑いを使うのはまったく勘弁して欲しいものです。


ついでに最近買ったDVDは魔法先生ネギま!DVD1、2、デイ・アフター・トゥモローファインディングニモネギま!は発売時にアマゾンで買ったものですが、他二つは廉価版で1000〜2000円位のうえにヤマダ電機のポイントで購入です。デイ・アフター・トゥモローファインディングニモは、値段に対して満足度が高かったです。オススメ。そのうち感想書くかも。